節句品製作例
武士社会の時代、馬は戦場では騎馬となり乗馬者の戦況を有利に運び農作では農耕馬として力を発揮しておりました。
所有者の更なる地位の向上につながり、“富、繁栄、安泰”をもたらす動物だったのです。
それ故に最高の褒美の品でもありました。
飾り馬人形はその史実にあやかって「成功、成長を願う」を意味した贈答品です。
五月節句においてお子様の地位向上を願った“立身出世”のお守りとしての品であります。
yahooショッピングにて一部商品を販売しております。
当工房の人形は祖父の代より受け継がれる人形製造技法のままで製作されており「桐塑」「胡粉」からなる馬成人形です。
約120工程の手作業と50日の歳月を掛けた手工芸品です。
貴方の元に「成功」「成長」「幸運」が舞い込みますように、と願いを込めて作り上げております。
ちりめん馬
創業時(大正5年)に高級布であったちりめん布を使い装飾した飾り馬で高級な贈り物と位置付けた品です。
(現在、販売しておりません)
奉書馬
奉書紙(手漉き和紙)をふんだんに使用して毛並みを表現した飾り馬人形です。ミニチュア馬人形として日本唯一の技法の為、海外の土産としても重宝されます。
※奉書紙とは和紙のグレードの名称で天皇家に献上されるほどの高品質な和紙の意
蒼天馬
「天まで駆け上がれ」のコンセプトで「飛躍」の意を込めた跳ね馬人形です。
馬甲 飾り馬
現存する馬鎧の資料を基に製作した節句飾り馬。製作工程が非常に多く生産数の限られた希少な馬人形です。